2011年8月8日月曜日

これからの原発をどうするか(2)

昨日に続きます。

「それから40年。潤沢な電力を使った近代家庭機器は、女性を家事労働からかなり解放した。いま日本人の平均寿命は女性86歳、男性80歳、1970年には75歳と69歳だった。寿命が10歳以上も伸びた。医療の進歩だけではなく、電気に支えられた快適な生活も間違いなく寄与してきただろう」と岡本氏は書いています。

米原子力規制委員会は原発に「その地域で過去1万年間に起こった最大の地震や津波に対応できる水準に一定の安全係数をかけた安全性」を要求しているといいます。必ずしも、福島には20メートル以上の高さの防潮堤が必要ということではなく、対応できればいいということです。

岡本氏は、さらに厳しく「政府は今も原子力損害賠償法での国家賠償責任から逃げている。人気取りとにげ腰では原発問題に対応できない。国家の運命がかかっているのである」と述べていますが、正鵠を得ています。

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