2011年11月11日金曜日

サムスンがiPhone「4S」の販売禁止を求める

 韓国のサムソン電子は105日、米アップルの高機能携帯電話(スマートフォン=スマホ)iPhone(アイフォーン)」の新機種「4S」の販売差し止めを求める仮処分をフランス・パリとイタリア・ミラノの裁判所で申請すると発表しました。4S104日に発表されたばかりの最新モデルです。サムソンは「差し止め請求の対象国家を拡大する」としており、両社の訴訟合戦は全面対決の様相を呈してきました。

サムソンは105日夕、「ただ乗りはこれ以上、見過ごさない」とする資料を発表しました。データの伝送エラーが発生する場合に復元する技術など自社が保有する技術計3件を4Sに侵害されたと主張しています。サムソンは従来モデルのiPhoneについてすでにオランダなどで販売差し止めを求めています。

一方で、アップルもサムスンの携帯の販売の停止を求めて提訴しています。双方の提訴は9月中旬の時点で10カ国27件に拡大していますが、さらに拡大するでしょう(日経新聞・ソウル支局尾島島雄氏)

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