韓国のサムソン電子は10月5日、米アップルの高機能携帯電話(スマートフォン=スマホ)「iPhone(アイフォーン)」の新機種「4S」の販売差し止めを求める仮処分をフランス・パリとイタリア・ミラノの裁判所で申請すると発表しました。4Sは10月4日に発表されたばかりの最新モデルです。サムソンは「差し止め請求の対象国家を拡大する」としており、両社の訴訟合戦は全面対決の様相を呈してきました。 サムソンは10月5日夕、「ただ乗りはこれ以上、見過ごさない」とする資料を発表しました。データの伝送エラーが発生する場合に復元する技術など自社が保有する技術計3件を4Sに侵害されたと主張しています。サムソンは従来モデルのiPhoneについてすでにオランダなどで販売差し止めを求めています。
一方で、アップルもサムスンの携帯の販売の停止を求めて提訴しています。双方の提訴は9月中旬の時点で10カ国27件に拡大していますが、さらに拡大するでしょう(日経新聞・ソウル支局尾島島雄氏)。
0 件のコメント:
コメントを投稿