英政府は10月13日までに、英王室の王位継承法について現行の男子優先を廃止して、性別にかかわらず長子が王位を継承できるようにする改正に着手したということです。今年4月にウイリアム王子とキャサリン妃が結婚、第1子の誕生に備えた措置で、「男子優先の王位継承法は時代遅れ」という世論の高まりに配慮したものです。 エリザベス英女王は英国以外にも英連邦に加盟する15カ国の元首を務めているため、今回の法改正には15カ国議会の承認が必要となります。
カトリック教徒と結婚すると王族継承権を失うという規定についても「歴史的な不合理」と指摘したものの改正には触れませんでした。
英国では直系男子の王位継承が優先されてきました。日本のように男系男子に限っていないため、1952年には男兄弟のいなかったエリザベス女王が即位しました。
世論調査で「男子優先は時代遅れ」との声が75%を占めるようになり、王位継承順2位のウイリアム王子とキャサリン妃の結婚が時間の問題となったブラウン前首相時代から改正に向けた準備が進められてきました。
欧州の王室では長子継承が主流になっています。日本にも多少の影響が出るかも分かりません。
0 件のコメント:
コメントを投稿