アトピー、花粉症、生活習慣病やがんなども、腸の免疫系の機能低下が原因になることがわかっています。
腸内バランスが崩れる主な原因は、「老化」「食品」「ストレス」だといいます。
人間は一生の間に約70トンの食品を摂取すると推計されていますが、年代によって摂取内容が変化しています。1960年は1日の摂取タンパク質は69.7グラムでしたが、1998年には79.2グラムと約10グラム増量しており、大半が動物性タンパク質となっています。脂肪は60年に比べると約2倍の摂取量に増加し、逆に穀類の摂取が減っています。
「日本人の平均寿命は、昭和30年代と比べ男性が82歳、女性は86歳と驚異的に伸びました。
一方、食生活の洋風化で糖尿病や高血圧などの生活習慣病や大腸がんなどが急激に増えています。腸内細菌は食物繊維の多い食品を餌に活動するので、それらが少ない洋風の食事が腸内細菌にとってはいい環境とはいえず、腸年齢をぐっと押し上げる結果になっています(上野川教授)。
腸年齢を若くする機能性食品として、ヨーグルトなどのプロバイオティクス、オリゴ糖などのプレイバイオティクスが販売されています。効果的な摂取により、免疫機能や消化管の運動性向上、アレルギー予防、腸内感染防止などの効果が期待されており、これがアンチエイジングに繋がるといいます。
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