これに対して、くらしかる代表の坂岡洋子氏は、「人生の大きな区切りを迎えた時がお勧めです。たとえば、定年を迎えた時、子どもが独立して家を出た時、還暦を迎えた時など」と話しています。
老前整理チエックリスト。5個以上ある人は「老前整理」の必要があるそうです。チエックしてみてください。
□1年に1度も着ないスーツを3着以上持っている
□ネクタイを30本以上持っている
□下駄箱の中に履かなくなった靴が5足以上ある
□一度会っただけの人の名刺を5年以上保管している
□毎年年賀状のやり取りだけの人が30人以上いる
□昔の彼女の写真やもらった手紙、プレゼントを保管している
□独立した子どもの洋服やおもちゃを保管している
□本棚に2年以上読み返していない本が50冊以上ある
□レコード、CD、DVDを100枚以上持っている
□ゴルフ、釣りなど過去にはまった趣味の道具を保管している
モノの整理の前に考えておくべきこと
「老後の人生についてのビジョン」(坂岡氏)が何より必要だ。これが明確なら、必要なモノ、不要なモノの峻別が容易になると語っています。
たとえば、毎月ゴルフをやってきた人がいるとしましょう。よく考えると、ほとんど接待ゴルフで、スポーツとしてゴルフが好きなわけではなかった。定年後の週末はゴルフよりもボランテイア活動に精を出したい…
こんな人は思い切ってゴルフセットを捨てていい。
続けるコツ、効率をアップするコツ
最初は1日15分、1日抽斗ひとつから始めましょう。無理をしないことが大切です。いわば50年、60年の人生の垢を落とす作業です。1年ぐらいじっくりと時間をかけてもいい。
楽しく作業するための工夫
カレンダーの、整理をした日のところにシールを貼ること。
「使う」と「使える」の違いを理解する
モノを整理する時に、これは「使える」から取っておこう、「使えない」から捨てようと考える人が多い。
コレクションを整理するコツ
女性の場合、捨てられずに増えていくものの典型は服。一方、男性の場合は本、CD、DVDなどを始めとする趣味で集めたコレクション的なモノ。
本などを置くスペースを「ここまで」と決める。今はもうやらなくなった趣味に関する本……こうしたものは思い切って処分する。
0 件のコメント:
コメントを投稿