2011年7月26日火曜日

ドイツの脱原発

 福島第1原子力発電所の事故を受け、ドイツ連立与党が「脱原発」にかじを切りました。17基の原発を2022年までに全廃する法案を近く提出しますが、10年ほどでの実現は容易ではありません。

現実に脱原発は可能なのでしょうか?

ドイツの電力供給量に占める原発の割合は約2割。風力発電をはじめ再生可能エネルギーの促進などで対処するというのですが、財源を含め明確な裏付けはまだ何にもありません。電力料金の値上がりやこれに伴って産業の競争力が低下するという心配もあります。

ここにあえて、取り上げたのは、菅氏もまったく裏付けもないのに、脱原発を挙げている点です。そういえば、スイスを除くかっての枢軸国のイタリア、ドイツ、日本が、脱原発で、一致しているようです。しかし、イタリア、ドイツは、隣国から電力を輸入できます。日本は、そういうわけにはいきません。真剣に討論してほしいものです。

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