2011年5月30日月曜日

モナリザの遺骨調査(10)

 2005326日に日本テレビで放送された『ビートたけしのモナ・リザはもう一枚あった!』において、スイス・ジュネーヴの地下金庫に眠っていたもう一枚の『モナ・リザ』が初公開されました。そのもう一枚の『モナ・リザ』はX線写真監査でレオナルドの時代に描かれたことが判明し、現在さらに詳しい調査が行われています。しかし、未だにその発表は行われていません。

 夏目漱石は『永日小品』に所収されている短編『モナリサ』にてこの絵を扱っています。作中での絵の扱いは「気味の悪い顔」、「縁起の悪い画」と評されています。

 松岡圭祐のミステリー小説『万能鑑定士Qの事件簿IX』で、37年ぶりに『モナ・リザ』が日本で公開されるというフィクションが描かれ、「瞳の中の文字」も題材に扱われています。作中、『モナ・リザ』の裏面に「H29の文字」「ジョコンダの走り書き」「王立美術館の赤いスタンプと316という数字」があるという記述は事実に基づいており、2011年春に日比谷公園で開催された『ダ・ヴィンチ展』のレプリカ展示品で確認できました。

 1950610日、ナット・キング・コールがバラード『モナ・リザ』をこの絵に捧げた歌として発売しましたが、300万枚の売り上げを記録しました。

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