まず、枝野官房長官ですが、2、3日もすると慣れてきて、堂に入った会見ぶりになってきました。
しかし、解説能力と官房長官としての仕事の評価は別物です。
彼らに求められているのは権力の中枢にいる政治家としての発信なんです。その点、印象深いのは小渕内閣当時の1999年、東海村で臨海事故が発生した際の野中広務官房長官の会見でした。彼は、”十分な対策を講じて、あとから考えれば行き過ぎだったと言われても、万全の措置を検討したい“と言明しました。思い切ってやった対策については、すべて官房長官が責任を取るというわけです。これなら、現場は燃えますよ。枝野会見からはそういう発信がまるでない。
次に目玉人事で節電担当を兼務させた蓮舫国務相。防災服の襟を立ててコンビニに視察に行きましたが、車を何台も連ねて対策本部の官僚や警護要員と出かけて“節電しよう”や“買いだめはやめよう”といったパフォーマンス。あれは評判も散々でした。そんな無駄に使うガソリンがあるなら、被災地に送れという声が上がりました。
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