
チベット仏教の発祥の地は、チベットとばかり思っていましたら、そうではないようです。チベット仏教には、ダライ・ラマ系とバンチャイ系があります。ダライ・ラマ系は、奴隷を所有する階級であり、奴隷制を認めない共産党がチベットを制圧した時にインドに逃げました。バンチャイ系は、庶民派ですので、以後も中国国内に生き残りました。したがって、中国のチベット仏教は、バンチャイ派ということになります。
チベット人は自分の収入を三分し、ひとつを自分の生活に、ひとつを奥さんの装飾に、ひとつをお寺に寄付します。日本の宗教団体も給料の10%を寄付させるところが多くありますが、チベット仏教の場合は、その3倍ほど寄付します。したがって、チベット仏教の指導者は、金持ちです。運転手付きの高級車に乗っています。妻帯は、していません。

また、五体投地は10万回しなければいけないそうです。五体投地をしながらチベットまでゆく人もいます。ラサのホダラ宮まで行く人がいますが、この人たちは、手押し車に荷物を乗せ、先に車を押して行って、車をおき、自らは、元の地点まで戻って再び五体投地で進みます。気が遠くなるくらいの時間がかかり、疲れるでしょうが、これを続けます。ダライ・ラマ14世からは、想像の出来ない馬鹿なほど気の遠くなる行動です。
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