今、上海に来ています。道路は、相変わらずの混雑ぶりです。ビルも同様に高層ビルが建設されています。この方は、一時に比べれば、少しは落ち着いているのかと思いますが、万博が終わるとそれらに関わっていた建設会社が、高層ビルの建設に戻るでしょう。
昨夜も政府の幹部と話しておりますと、土地、住宅、マンションが高騰を続けているということでした。「しかし、温家宝首相の方針で、購入する際の頭金が50%になったから、これからは簡単には買えないので、そう上がらないだろう」といいますと、「あれは、2戸目、3戸目からなので、1戸目には、影響なく、急な対策にはならない」ということでした。実際に都市部の不動産価格は、上がり続けています。長者番付の約7割が、不動産関係者です。公務員も自分の家を持てずに怒っています。
さて、万博に戻ります。もっとも心配なのが、交通です。随分、地下鉄も出来ましたが、追いつきません。道路は、渋滞だらけです。北京オリンピックの時には、会期中は、北京ナンバー以外の車、バスは、入れさせませんでした。また、北京ナンバーの車も月曜日は、1と6、火曜日は、2と7の車が動けるようにしました。すなわち、2割に制約しました。しかし、上海万博では、こういった制限は、一切やらないそうです。上海万博の場合は、バスで団体が押し寄せるでしょうから、混雑ぶりが簡単に想像できます。地下鉄8号線が開通していますが、南側の会場には比較的近いのですが、北側には、何キロも離れています。この間は、シャトルバスを走らすのでしょうが、思いやられます。今でも、上海は、タクシーがなかなか拾えません。金曜日の夕方から夜は、最悪です。来場者数は、大阪万博を超える1億人を狙っています。13億人の人口から考えると、これは簡単にクリアするでしょうが、わたしは、しばらくは行くのをやめておこうと考えています。会場に行っても、外国人には、忍耐強さを強いられそうです。
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