2010年3月28日日曜日

国対会議に出ずにテレビ出演の生方議員

 民主党執行部の方針転換により副幹事長留任となった生方幸夫氏は24日、党の国対会議を欠席して、民放のテレビ番組に梯子しながら、出演し、党運営の改善を主張しました。これに対し、執行部内からは「果たすべき仕事をやっていない」(国対幹部)などと批判が噴出。解任騒動の「余震」が続いています。党の国対会議の冒頭で、司会役の鈴木克昌副委員長から、「今日の欠席の連絡をいただいているのは、誰々で、生方副幹事長については、連絡をいただいておりません」と報告されています。
 副幹事長として国会対策担当の生方氏は、「欠席の理由は、朝が弱いから、オレは会議に出ないんだ」といいながら、同日午前から三つの番組に出演し「党内の風通しが悪い」などと批判しました。また「重要でもない会議に、忙しいのにいちいち出る必要ない」ととんでもない発言もしています。番組出演を優先した結果、同日の昼に国会内で開かれた国対正副委員長らによる会議を無断欠席しました。
 国対委員長代理の三井辧雄衆院議員によれば、「生方氏はこれまで通常国会に入って国対会議を29回やったが、3回しか出席していない」と明らかにしています。出演を知ったある衆院の常任委員長は「仕事もしないで、テレビで格好良いことばかり言っている」と批判しました。松木謙公国対筆頭副委員長は記者団に「留任を決めた小沢一郎幹事長の決定には不満だ」と怒りをあらわにした。平田健二参院国対委員長も記者会見で、「生方氏の人間性でしょうから、論評したくない」と不快感を示しました。ここで、生方氏の留任を決めたのは、小沢氏ではなく、鳩山首相のようです。鳩山首相から、留任の指示が入り、生方氏を幹事長室に呼び、留任を告げたのが真相のようです。
 民主党の生方幸夫副幹事長は24日午前のテレビ朝日やTBS番組で、小沢一郎幹事長の政治資金問題に関して「政治とカネの話を説明するよう申し上げなければいけない」と述べ、引き続き小沢氏に説明を求める考えを明らかにしました。
 その上で「その通りやっていただけないときの身の処し方は自分で考えている。一緒にできないということなら辞めざるを得ない」と述べ、説明がない場合は、抗議のため副幹事長の辞任もあり得るとの考えを示しました。
 生方氏は執行部批判を理由とした副幹事長の解任方針が撤回され続投が決まっているが、辞任も視野に小沢氏に説明を求めたことで波紋を呼びそうです。
 また、自陣営への不正資金提供事件で議員辞職も離党もしない意向を示した民主党の小林千代美衆院議員の対応に関連しても「辞職にしても一人だけ辞めてそれでいいのか。トカゲのしっぽ切りじゃなく、頭にもいろいろ問題がある」と述べ、政治資金問題を抱える小沢氏を間接的に批判しました。しかし、小沢問題でもまったく勉強が足りません。民主党は、講師を読んで、きちんと教育すべきでしょう。次回の衆院選挙では、生方氏のような単に目立ちがり屋の人は、公認にすべきではありません。こういうのを獅子身中の虫といいます。

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