2010年3月19日金曜日

不法残留外国人が10万人を下回る

 1月1日現在で、不法残留外国人は9万1778人で前年に比べて2万1294人と大きく減りました。六本木あたりを歩いていますと、アフリカ系の外国人が、怪しげな日本語で話しかけて来たりします。わたしなどは、厳しい顔をしているので、滅多に声をかけてきませんが、少し隙のある顔をしている人には、結構しつこく誘っています。かれらは、多分、アフリカから奨学金やODAなどで、日本に来て、そのまま居残っているのでしょう。たしかに東京に来て、文明に目覚めると期限が過ぎても帰る気にならないでしょう。あまりのも文明に差があります。
 不法残留外国人は、平成5年の約30万人をピークに減り始め、とうとう昨年は、10万人を切りました。大きな理由は、入国審査で指紋を採取する生体情報認証システムの導入が2年前に始まったためです。それ以来、「他人になりすまして入国してきたような外国人が入国出来なくなりました」ためであると指摘しています。主な国・地域別では、やはり韓国が多く、2万1660人、次いで中国が1万2933人、次がフィリッピン1万2842人、台湾4889人、タイ4836人となっています。昨年中に強制退去手続きに入った外国人は、実に3万2661人にものぼっています。
 以前に、外国人に指紋押捺させるのは、人権侵害だと言った学識経験者がいましたが、かれらの声で指紋押捺をやめると、なりすましで入国した人が、大量にいました。大阪では、わたしも目にしました。知り合いの家の前に住んでいた外国人が、ある日、入れ替わっていました。表札は、前の住人のままでした。こういうことを見てきたわたしには、「指紋押捺を廃止せよ」と言った学識経験者を軽蔑したものです。しかし、この類のひとは、いまだにたくさんいます。テレビにも出て、高格な人間のような顔をして、誤った方向に導く学識経験者と呼ばれるコメンテーターには、虫酸が走ります。入国管理局の係員の毅然とした態度に拍手を送ります。入国するなら、きちんとした手続きをして入って来てほしいものです。

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