
わたしは、別にウイルコムのトップに提案をしたことがあります。「日本のPHSは中国と組まないと、うまくいかない。まずは、日本と中国の北京、上海とローミングできるようにしなさい。そのためには、弊社が、手伝ってもいい」と言ったのですが、残念ながらこの提案には、乗って来ませんでした。中国には、1億人のPHSユーザーがいたのです。代わりに次世代PHSに走りました。
そして、その後もNTTコムなど様々な会社へDDIポケットの譲渡を試みましたが、うまくいきませんでした。このため、2005年2月、親会社のKDDIが株を放出し、新たな資本金を500億円(?)とし、これをカーライル(60%)、京セラ(30%)、KDDI(10%)が出資することになり、今日まで来ています。ウイルコム設立当時、DDIポケットのユーザーは300万人ほどおり、売り上げも2000億円程度あり、通信設備の資産だけでも2000億円はあるので、カーライルは、うまい買物だと思ったでしょう。(明日へ)
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