ウイルコムの再建ですが、現在のPHSサービスを引き続きやる会社(ウイルコム本体)と高速データサービス(次世代PHSのXGP)の新会社とふたつになります。ウイルコム本体には、投資ファンドのアドバンテッジパートナーズ(AP)が全額出資します。
XGPをやる新会社には、ソフトバンクとAPが50億円ずつ出資し、第三者が残りの50億円を出資するようです。XGPのネットワークを新たに建設するには、もちろん150億円で出来るはずもありません。残りの50億円の出資先も決まっていません。おそらく最低でも1000億円は、かかるでしょう。これに先に上げた金融機関が融資もしくは出資をするのでしょうか。総務省は、いろいろ新しいことをやらせたいのでしょう。天下り先も増えますので。しかし、もう日本には、いらないでしょう。NTTドコモ、au、ソフトバンク、eモバイルがあり、資本力も乏しいウイルコム系では、これらの通信キャリアに勝てません。ソフトバンクは、うまくいかなければ、自分のところに吸収できればいいぐらいに考えているのでしょう。日本では、周波数はただで国から貰えます。ウイルコム本体は、どうなるのでしょう。PHSのサービスを続ける以外にないのですが、どうするでしょう。先に書いたプロペラ機作戦でいかないと、赤字がすぐに出来ます。いずれにしましても、今回の再建は非常に厳しいように思います。答えは、3年後には出ているでしょう。
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