2009年12月16日水曜日

石上神宮の国宝・七支刀の公開

 来年の平城遷都1300年祭に共催して、石上神宮の国宝・七支刀が公開されます。
公開日時は、来年5月17日~6月11日(土日を除く)、場所は、石上神宮です。
 拝観には、事前申し込みが必要ですが、申し込み方法は、まだ決まっていません。
この七支刀は、銅製です。刀身の左右に3本ずつの枝があります。銘文からは、西暦369年に製作されたといわれています。仏教伝来前から、大陸との交流があったこと知る貴重な資料、文化財です。
 小学校の頃、歴史の時間で「ななさやのたち」とカナがふられていたのを思い出します。今は、「しちしとう」というようです。この神社は、非常にいい神社です。拝殿も国宝です。その地が神様ですので、拝殿しかありません。石段を上がると鎌倉時代の国宝の建物もあります。ここの鶏は、飛ぶことで有名で、夜は木の上で止まって寝ています。
  以前にここを訪れたときに台湾からの旅行客が、
「この七支刀を是非みせてくれ。これを見るために台湾から来たのだ」
神官は、
「見せるものではないので、見せられない」
と、いつまでも口論していたのを思い出します。
 七支刀も6年ぶりの公開です。時間がある方は、是非、奈良県天理市まで来られて、拝観してください。七支刀だけでなく、山辺の道もこの神社を起点にして南北に伸びています。七支刀の拝観がてら山の道を歩くのもいいでしょう。この道を南に下って行くと纒向(まきむく)遺跡もありますし、崇神天皇陵、景行天皇陵、三輪山などもあり、古代を偲ぶには、いいところです。

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