2009年12月11日金曜日

貧困率

 貧困率(相対的貧困率)は全世帯の可処分所得を1人当たりに換算して順に並べ、中央値の半分未満になる人の割合をいいます。今回の集計では、年間所得が約124万円に満たない人が貧困層になります。全体の貧困率は、15.7%になっており、とりわけ高齢女性の貧困率の高さは年金、医療など社会保険制度の見直しが必要になって来ます。
 年齢別にみますと、65歳以上の女性は、貧困率が約20%に達しています。男性も15%を上回ります。65~69歳の女性の貧困率は19%で、70~74歳になると26.6%までに上昇します。男性の場合も65~69歳の場合、15.5%。70~74歳が17.3%。75~79歳は19.8%と上昇傾向にあります。
 単身の女性は、もっと悲惨で65歳以上の女性の場合は、52.3%となり、男性の場合は、38.3%でした。
 日本の貧困率は、先進国中で最悪の水準でした。それにしても、こういう数字が出て来ること自体が、日本の政治の貧しさです。このまま何もしないでいると、もっともっと悪くなります。豊かさの新たな構築を図らねばなりません。民主党政権は、浮かれることなく、地道に改善を図ってほしいものです。年寄りを大事にしない国は、必ず滅びます。

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