国内の二輪車需要は、60万台弱で、ピークの1980年代前半からすると8分の1にまで減っています。10年前と比べても半分になっています。二輪車は、エコ減税の対象にもなっていません。もともと税金が安いので、エコ減税しても需要を起こすことにならないと考えたのでしょう。ホンダとヤマハ発動機は、四輪免許で排気量が125ccのバイクに乗れるようにしてほしいと警察庁に要望しました。今の四輪免許では、50cc以下の「原付き自転車」にしか、乗れません。これは、制限速度が時速30km以下でしか走れませんし、大きな交差点では、2段階の右折をしなければなりません。また、これらの二輪車は、海外にない規格ですので、日本専用となって、割高になっています。世界の二輪車の90%以上が、この125ccクラスです。これをアジアで作って日本に持って来て売れば、相当に安くなるはずです。
わたしも二輪車に乗りたいと思いますが、原付き自転車にヘルメットを被って乗るのも、自転車にヘルメットを被って乗るくらいの違和感を持ちます。125cc程度のバイクに乗ってみたいなと思いますが、自動車試験場に行くのは、億劫です。したがって、普通免許で125ccのバイクに乗れれば、需要は喚起できるでしょう。しかし、安くしてほしいものです。二輪車は、高すぎます。わたしが、高校の時のホンダのスーパーカブは、5,6万円程度だったはずです(自分で買わなかったので、アヤフヤですが)。それが、今は20万円以上しているのではないでしょうか。当時よりも高くなっているのは、バイクだけでしょう。この高さが、バイクが売れない理由かも分かりません。
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