2009年12月12日土曜日

出版界の大不況

 出版界には、大不況が襲っているようです。特に雑誌は、大変なようです。圧倒的な力を誇っていた日経BPも少なからず休刊する雑誌もあります。さすがに、まだ廃刊には早いのでしょうが、廃刊に近い状態でしょう。日経マイクロデバイスも休刊しますし、この手の雑誌の廃刊・休刊が増えています。母艦の日経ビジネスも広告が減っているように思われます。小学生向けの「科学」、「学習」も正式に休刊しました。小学館の学習誌である「小学五年生」、「小学六年生」も休刊を決定しています。
 出版科学研究所によると今年1~10月の休刊誌は前年より19誌多い170誌。ピーク時の97年に1兆5000億円を超えた雑誌市場は縮小が止まりません。紙資源を使わなくて、環境問題的にはいいのでしょうが、いずれにしろ、産業がシュリンクしていくのは、国の活性化上も好ましくありません。この状態は、日本の産業を照らしている感があります。今、困ったことがあります。どこの会社が、伸びると思うかと考えた時に、思い当たる会社がないのです。最後は、自分の会社が一番かということで、自分の会社に投資しています。なぜ、投資するのか、経営者がしっかりとビジョンを持ち、行動力があるから。放漫経営をしない。常に前向きに事業を行っているということでしょうか。全員が、前向きに進めば、まだまだチャンスはあります。日本の周りは、無限な海です。“初雪や これが塩なら 大儲け“という句がありますが、多分、海には、無限の資源があるのでしょう。宇宙に投資するなら、海に投資する方が、日本の国益にかなっています。

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