2009年11月23日月曜日

就職氷河期再来

 18日、文科、厚労両省が、全国の国公私立62校を抽出し、来春卒業予定の大学生の就職内定率を調査し、発表しました(10月1日現在)。これによると、62.5%と昨年同期よりも7.4%下回ることが分かりました。下げ幅は、調査を始めた96年以降最大で、内定率も「就職氷河期」と呼ばれた03年の60.2%、04年の61.3%に次ぐ低い水準になっています。
 男子は、前年よりも5.4%減の64.4%。女子は8.5%減の61.6%でした。文系は9.2%減の61.2%。理系は0.4%増の68.5%と、女子と文系の学生の悪化が目立っています。また、私立は9.4%減の59.6%。国公立は1.8%減の71.3%と、差は大きく開きました。
 しかし、この数字を見るたびに、この年にめぐり会った人の運命を感じます。約4割の人が、就職に恵まれないことになります。現在は、就職の状況が、以前よりも苦しくなっています。楽に就職しようとすれば、派遣会社に入ればいいのでしょうが、この道を選ぶと、浮草で年収200万円以下の生活が待っています。これを打ち破ろうとしますと、大変な就活をしなければなりません。企業も大変ですが、ある程度は無理しても新卒を採用しなければならないように思います。こどもが産みたくても産めなくなりました。就職したくても就職できません。やはり、日本の社会は、おかしくなっているように思います。次の世代のためにも、もうひとがんばりしましょうか。次の世代に年金や看護を頼むだけではなく、生きれる間は、自立し、再び豊かな日本を作りなおしましょう。1億人が、がんばれば、まだまだBRIC’sに負けません。

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