11月20日の日刊ゲンダイによりますと、生キャラメルで名をなした田中義剛氏の「花畑牧場」の経営が芳しくないようです。07年に発売した生キャラメルが爆発的にヒットし、07年3月期の売り上げが、3億4000万円だったのが、09年3月期は、143億1500万円と42倍までに伸ばしました。田中氏がテレビに出まくって、広告塔の役目を果たし、どこまでも伸びると思われました。今年になってからも拡大路線をひた走り、花畑牧場は、東京進出を果たし、渋谷、青山、銀座など8カ所に直営店をオープンさせました。しかし、ここに来て、変調を来たしたようです。この1カ月ほどの間に竹下通り店、渋谷店、青山店、銀座店(ホエー豚亭)の4店舗を閉店しています。
花畑牧場は、8月末には、札幌の生キャラメル工場が閉鎖となり、300人の従業員をリストラしたことが報じられていました。どうしてこうなったのでしょう。一時は、東国原宮崎県知事からも北海道知事をめざすようにハッパをかけられていましたし、本人も結構その気になっていたようでした。昔から、“中小企業とデキ物は、大きくなると潰れる”といわれていますが、花畑牧場もその類でしょうか。生キャラメルだけでは、先行き不安なために豚のレストランを始めたのでしょうが、これが逆に足を引っ張ったのかも分かりません。急激に成長すれば、急激に下降します。いずれ、ゆっくり分析したいと思います。
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