10月29日の産経新聞に米長永世棋聖が前立腺がんであったことを語っていました。米長氏は前立腺がんと診断され、患者としての体験を「癌ノート」として出版されています。わたしも10月19日の「アラーキーの前立腺がん」で書きました。米長氏も前立腺がんの全摘出をせずに放射線治療を行ったそうです。かれの場合は、4泊5日の入院による放射線照射を行い、前立腺特異抗原(PSA)は激減したそうですが、再発の恐れはあるそうです。わたしの場合は、38日間通院による治療でしたので、米長氏の治療とは、同じ放射線治療でも方法が違ったのかも分かりません。わたしの場合は、がんが再発する可能性は、皆無に近いといわれました。
前立腺は、どういう役目をもっているかといいますと、精液を作るためにあります。男性だけの病気です。高齢で精液を作る必要がない人は、無用な機能ですが、全摘出すると、尿漏れがあり、おしめをしたりしないといけないようです。
前立腺がんに罹り易いのは、50~80代と言われています。一般に治療法は、「手術」、「放射線治療」、「内分泌療法」、「待機療法」がありますが、慎重に選ぶ必要があります。放射線治療機はどこの泌尿器科の病院にありません。ない病院は、全摘手術を勧めるようです。しかし、QOA(Quality of Life)は、放射線治療によるのが、一番高いようです。
前立腺がんは昭和55年には、2.9%であったものが、平成15年には10.8%と増え、男性のがんのうち、肺がんに次ぐ患者数になると予測されています。PSAという血液検査ですぐに分かりますので、尿の流れが悪い人や尿の近い人は、一度受けられるといいと思います。
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