2009年11月17日火曜日

政治家のパーティ収入

 政治家が政治資金を集めるために開いたパーティの収入は、全体で、100億5600万円でした。これも07年に比べて、12.1%減です。わたしのところに来るパーティ券の金額は、2万円がほとんどです。政治家でもなく、政治家になる興味もなく、建設・土木関連の会社でもなく、出席にメリットがありませんし、出て来る料理も芳しくありませんので、最近は、よほどのことがないと出席いたしません。
 昨年の上位10位は次のとおりです。
 1. 民主党3億624万円
 2. 秀政会(中川秀直)の2億6442万円
 3. 清和政策研究会(町村派)2億5616万円
 4. 平沼会(平沼赴夫)1億9532万円
 5. 平成研究会(額賀派)1億9666万円
 6. 宏池政策研究会(古賀派)1億7970万円
 7. 志帥会(伊吹派)1億3168万円
 8. 近未来研究会(山崎派)1億2699万円
 9. 国際政経研究会(木村義雄)1億1719万円
 10. 製薬産業政治連盟1億951万円
 民主党は、年1回のパーテイィで3億624万円を集めました。さすがです。中川秀直氏などは、8回も個人パーティを開いています。中川氏は派閥の領袖でもありませんので、個人の団体に入ります。そのわりの自民党の議員から評判が芳しくないのは、これらをひとりで使っているためでしょうか。それにしても、まめにやっています。
 20万円以下のパーティ券購入は、個人名や企業名を公表する必要がありません。通常の献金は、5万円以上であれば公開しなければなりません。したがって、パーティ券は匿名性が高いために政治家にとっては、集めやすい資金と言えます。中川氏が8回も開いているのも、集めやすく、隠しやすいということもあるのでしょう。大きな抜け穴です。しかし、政党助成金という仕組みを作り、選挙区も小選挙区制にして、お金がかからないようにしたはずなのに、相変わらず政治家は、お金をせっせと集めています。ここにメスを入れないと、お金はないが、政治には興味がある人が出ることは困難です。政治家になってほしい人に立候補してほしいものです。
 派閥でトップが落選した場合は、政治家として、お金を集めることはできませんし、管理も出来ないはずです。山崎氏などは、来年の参院選挙に鞍替えして立候補するつもりですが、当選するという確証はありません。そのときは、これらの資金はどうなるのでしょう。額賀氏なども同様です。黙って譲るなどは、考えられません。唐草模様の大風呂敷にでも包んで持ち出すのでしょうか。

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