2011年6月3日金曜日

中国は地下鉄に大型投資(2)

 中国という国は、おそろしい国で、上海はあっという間に総延長距離で東京を抜いてしまいました。これ以上発展して、今後どうなるのか、楽しみでもあり、恐ろしくもあります。

たしかに交通手段としては、車とバスなので、地下鉄ができるとバスが減るでしょうから、ある程度の混雑の緩和にはなるでしょう。しかし、緩和されると、これまで自転車で通勤していた人が車で通勤する可能性もあります。そうなると、道路の混雑もさることながら、駐車場が少ないので、こちらの整理も大変です。

中国が豊かになるにつれて、車はステイタスなので、自動車通勤は間違いなく増えます。また、自分の家を持ちたい人が増えますが、都心には家を持てないために郊外で持つことになります。また交通が混雑します。中国の人は、少し経済感覚が乏しいところがありますので、計算上は家など持てない収入なのに家を買ってしまいます。そして、次に車です。日本ですと、通勤は電車で土日の休みの日に車で出かけるというパターンですが、中国人は、平日使わないのはもったいないということで、通勤にも車を使うでしょう。地下鉄をいくら作っても交通の混雑の解消にはなりません。

0 件のコメント: