2008年11月3日月曜日

iPhone、戦後処理か

 7月発売当初、東京の表参道のショップには、3日前から徹夜組を含み1500人が行列を作りました。このままいくと、どのくらいいくかと評判になりましたが、わたしが予測したとおりといいますよりも、予測よりもはるかに少ない台数しか出なかったようです。このブログへももっといくはずという投稿もありましたが、残念ながら、筆者の勝ちとなりました。売れた台数は、一説には、トータル20万台というのもあります。ある新聞などは、あの行列で並んでいた人は、普段、何をしていた人だろうと不思議がっています。ポーランドでは、「サクラ」が行列をつくっていたとロイターが報じていたそうです。
 価格は、他社携帯の半値程度の2万3000円程度でした。ソフトバンクが販売奨励金を4万6000円も出して、2万円台に抑えました。したがって、もっと出てもよかったはずです。わたしもiPhoneを買おうと思いましたが、メールの絵文字がない、着メロ、赤外線機能もない、お財布携帯機能もない、ワンセグもない、電池の取り換えが出来ないのないないづくしでした。日本のユーザーは、やはり賢いようです。UBS証券の乾牧夫シニアアナリストは、「戦後処理も必要な段階」と名誉ある撤退を示唆しています。
 9月末現在、携帯3社の純増数は、ソフトバンクが14万2800増で1位、ドコモが12万9700増、auが7万4900増とauは苦戦しています。ソフトバンクは、iPhoneの話題性で店舗に顧客を引きつけ、他の端末を買わせたともいえます。ソフトバンクの売れ筋は、木や皮を使った和風で入浴中も使える防水機能付きでした。iPhoneは、残念ながらはるか圏外でした。

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