麻生内閣の経済対策の目玉として定額給付金を決めました。1人当たり1万2000円。18歳以下、65歳以上には、8000円を加算します。総額2兆円になるそうです。しかし、所得制限を設ける考えを示したり、高額所得者には辞退を促すとか、迷走しています。しかし、経済学者の試算によると、2兆円の給付を行っても、GNPの押し上げには、0.5%しかならないそうです。金額にすると、5000億円です。2兆円を投じて、5000億円の経済効果にしかならないわけですから、経済対策としては、下の下です。多くの人が言うようにもっと困っているところや、地方の医療に困っているところなどに集中して使う方が、喜ぶ人が多いでしょう。
朝日新聞の調査でも、「必要な政策と思わない」という人が、63%です。共同通信の調査でも58,1%が「評価しない」でした。
一方、内閣支持率、不支持率は、次のとおりで国策テレビ局を除くと、相変わらず不支持が支持を上回っています。こういうバラマキをして、この人はどうするのでしょう。どう見ても必死に考えて出てきた案とは思えません。2兆円とは、巨額な数字です。2兆円以下の国家予算の国もいくつもあります。史上最低の首相といわれる前に旗をあげてほしいものです。
支持率 不支持率
朝日 37.0% (-4.0) 41.0% (;3.0)
共同 40.9% (-1.6) 42.2% (;3,2)
フジ 42.4% (-3.6) 49.6% (;4.2)
NHK 49.0% (+3.0) 40.0% (-4.0)
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