2008年11月14日金曜日

麻生首相の国語力、踏襲を「ふしゅう」

マンガしか読まないと公言する麻生首相の国語力は、非常に危ないようです。117日の参院本会議での田母神前幕僚長の問題で歴史認識を問われて、村上首相談話を「ふしゅう」すると答えました。参院事務局は、意味を忖度して、「踏襲」として議事録に載せたようです。麻生首相の「ふしゅう」発言は、今回が初めてでなく、過去にも何度かあります。首相に成り立ての1015日にも参院予算委員会で「ふしゅう」発言をしています。このほかも、株式市場の午前の取引を指す「前場」を「まえば」と言い、所信証明の質疑応答でも「措置」を「しょち」と読んでいました。

 かれは、1940920日生まれで、68歳です。漢字には、今の世代よりも強いはずですが、小さい頃から普通の本を読まずに漫画の本ばかり読んでいたのでしょうか。

 かれは、クリスチャンです。統一教会(世界基督教統一神霊協会)の信者を秘書として受け入れ、1988年の勝共推進議員教育報告書や1988年の統一教会総支部活動報告書にも名前を連ね、統一教会支部結成貢献ランクは「B」と評価されていましたなどと一部メディアに報道されましたが、本人は週刊誌の取材に対し、統一教会との関係を全面否定しています。

 また、2003911日の麻生氏も同席した自民党総務会において、大勇会の会合で被差別部落出身の野中広務氏に対して差別発言を行ったことを会合の出席者から聞いたとして、野中氏がこの発言を強く批判しましたが、本人は発言を否定しています。しかし、 統一教会の信者を秘書にしていたことも事実ですし、少し危ない首相であることは、間違いありません。昔、大阪府知事になった故横山ノック氏がテレビの番組の司会者になりましたが、漢字が読めずに自ら降板しました。麻生首相も降板しろとは言いませんが、連日、飲み歩く時間があれば、自宅に籠って、翌日の演説内容や、答弁内容を読みなおしてほしいものです。

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