2008年11月18日火曜日

中国の口パク禁止法案

88日の北京五輪の開会式で人気少女タレントの林妙可ちゃんが、革命歌曲「歌唱祖国」を歌いましたが、実はこれは口パクでした。歌ったのは、北京大学付属小1年の楊沛宣ちゃんが、歌ったものを林妙可ちゃんが口パクで合わせたものでした。開会式の音楽担当の陳其鋼監督は、これを妥当と主張しましたが、722日に国務院が「営業性演出管理条例」として提出しました。これを受けて、文化部が口パクを禁じる規定を公表しました。偽演奏、偽歌は聴衆を騙す行為と定義し、もしこれに違反し、2年以内に再び行うと、演奏会を開く資格を取り上げるそうです。11月30日まで市民の意見を募った上で最終決定します。

 日本には、この法律はないようです。日本の歌手なども風邪をひくと声が出ないために口パクをやったりしていましたが、今はしないのでしょうか。吉本の和製ビアンセがビアンセの歌に合わせて踊っていますが、これは許せるでしょう。

 中国の法律は、営業でない公的な行事は、これを適用しません。結局は、今回の開会式のようなところで、口パクをやっても問題ないということです。少し釈然としません。

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