成功マナー5 「過去」は咎めず、自慢話はしない
部下や仲間が失敗したり、過ちを犯した場合、基本的には叱らず、ただ、穏やかに、今後のことを注意するようにしている。
家の者や会社の部下から言われたことが、自分の気に入らないことであっても、すでに済んだことはいっさい叱らず、「それはもうよい。しかし、この次にはこうしたらどうかな」といった具合に、相手の気持ちを逆なでしないように気をつけながら、将来を注意する。
自分がどんなに善いことをしても、それをくどくどと説明するのは、ややもすれば自慢話や手柄話になり、人の感情を害することになる。自慢話や手柄話は慎むべきである。
成功マナー6 「まず褒めてから叱れ」ば反抗心なし
一度に多くの欠点をあげて、叱責し、悪いことだけを指摘すると、人はかえって反抗心を抱き、改心しないものである。さらには、相手の心は往々にして徐々に離れていってしまう。
叱る場合は、まずその能力を賞揚して、その後でどうしたら改めることがきるかを指示するのが良策である。
成功マナー7 「口のきき方」一つで味方が増える
常に言葉を慎むべきことは、偽り、ごまかし、自慢話、手柄話、人が忌む話、人を傷つけつ話などである。
肺の病にかかった人に、「肺の病菌などは誰の身体中にもある。私にもきっとある。ただ、のんきで快活な人間には、病勢を活発にすることができないだけだ。心を快活にすれば、すぐに治る。まして君の病きわめて初期だから、心配せず、精神を修養して、養生さえすれば治ることと請け合いだ」
新たに重大な用事を頼まれた場合に、軽率に引き受けたり、断ったりすると、後悔することが多いから、三思熟考の上に返答する。
一日以上の猶予を申し出て、その間に、その仕事が果たして善であるか、また、それが自分にできるものであるかを考え、及ぶ限りその仕事をだいたいの仕組み立てをしてみた上で確答するのが望ましい。
成功マナー9 人を批判するときは必ず「代案」を出す
他人の説や他人の仕事を批判する場合には、必ずその改良案を添えるようにする。単に人の説を攻撃し、破壊するだけでは、何も世の中ためにならないだけでなく、かえって敵をつくることになり、成功上の大損をすることになる。
アメリカ人は建設を好み、破壊を好まないから、単に破壊のための批評攻撃を許さない。だから、必ずや代案をつくった上で批判をしているという。これをConstructive Criticism(建設的な批判)という。
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