SSは南極海調査鯨船団への妨害を強化し、ゴムボートから捕鯨船に刺激臭の液体が入った瓶計40本を投げ込んだりしています。
妨害活動を行っているボブ・バーカー号は、米テレビ局司会者の名前がつけられています。日本の捕鯨産業の壊滅を狙うSSの活動目的に賛同し、バーカー氏は2009年には500万㌦を寄付しています。
SS代表のポール・ワトソン容疑者(国際指名手配中)は、米ハリウッド業界との結びつきが深く、俳優のショーン・コネリー氏、ショーン・ペン氏らは、外部相談役としてSS の「広告塔」を担っています。
各国の有力政治家もSSを支えています。豪州連立政権の与党、緑の党のボブ・ブラウン党首は、監視船に乗り込んだ豪活動家を「英雄だ」と褒めたたえました。反捕鯨国・英国の与党保守党の国会議員、ザック・ゴールルドミス氏もSSの支援者です。昨年、ロンドンで、SSの資金集めのイベントを催したりしています。
SSは03年に日本の水産業を標的にして以来、寄付収入が飛躍的に増加。10年には米国内の収入が03年の26倍に当たる990万㌦に達しました。
アウトドアブランド大手の「ザ・ノース・フェース」の共同創設者が今回、SS抗議船の燃料代を寄付しました。
和歌山県太地町でイルカ漁を妨害するSS幹部のスコット・ウエスト氏は昨年12月、同町の会社員に暴行を加え起訴されたオランダ人活動家の公判について、SSが弁護団を結成して臨むことを明らかにしました。ウエスト氏は、「世界中の多くの支援者が、裁判のために寄付してくれた。法廷に活動家を送り、裁判を世界に報告する」と述べました。
これは、善良人ヅラした顔では、戦えません。日本の資産家も、こういう正義の戦いには、巨額の支援をしたらどうでしょう。
欧米人は、鯨やイルカには、格別の愛護感情を働かせますが、牛や豚、ウサギなどは、どうなのでしょう。日本、ノルウエーなど国土の多くを山地が占める国においては、太古以来、多くの動物性たんぱく質を海によって得ています。また、鯨を野放しにすると、鯨に食べられる魚が増え、生態系を壊します。これについては、農林水産省、外務省は、十分な教宣活動を行うべきでしょう。
最後に、SSを支える人は、先に挙げた人以外に、イアン・キャンベラ氏(オーストラリア元環境大臣)、ザック・コールドスミス氏(英国保守党の国会議員)、ショーン・コネリー氏(俳優)、ショーン・ベン氏(タレント)、ブリジッド・バルドー氏(俳優)などがいます。
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