2012年3月24日土曜日

日本一の幸福者、本多静六の人生の秘訣(2)

昨日からの続きです。

2.自分の前の「上席」は常に空いている

仕事は道楽化する、あるいは趣味にする最短の方法は何か。

それは、まず自分が目指す地位や椅子を頭に明確に描くことである。

西洋には、「汝の上席は常に空席である」という人生訓がある。努力の前には閉ざされた門は一つもない。表門が閉まっていても、裏門があり、裏門が閉まっていても塀を乗り越えるという手もある。「意志あるところ、方法あり」なのだ。

何によりも、どのような職業に就こうと常に「志」を持ち続け、働くこと。

私たちが、人間として、努力を怠り、安逸をむさぼったりすれば、「進化の法則」に従って、逆にどんどん退化していくという事実である。

今日のわれわれの生活、すなわち人生は徹頭徹尾、努力であり、努力に努力を重ねていくところに、初めて自分の人生の意味があると言える。

人生は一生涯、努力を続けること、しかも楽しく努力することこそ、すれわち人生であると、徹底的に悟らなければならない。

私たちは、努力が必要なのだ。その自覚を徹底的して持ち、その上で、大勇猛進を発揮して大いに強くなるべきである。

かの釈尊も説いている。「怠情な人は死せるが如く、努力の人は永劫に死することなし」と。

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