現代では病気で死ぬのはだんだんむずかしくなってきています。その結果、いわゆる“寝たきり老人”や“ボケ老人”となる可能性もあります。
もっとも避けたい“頭の老化”のスピードを遅らせる手段として、奇術や、ピアノ、バイオリンなどに限りません。多胡氏の知り合いのなかには、最近フアミコンに熱中しだした人がいるそうです。
「もう年だからできない」といった言葉をはじめ、「どうせ結果はわかっているのだから」「やっぱり失敗した」「しょせんダメなことはダメさ」などの否定的な言葉がゴロゴロころがっています。
“努力放棄語”、“思考停止語”ともいうべきものなのです。
ふだんなにげなく使っている言葉にいつのまにか暗示をかけられ、それによって自分の能力をプラスにもマイナスにもさせてしまうことがよくあるのです。
日常会話のなかで、「否定的な言葉をなるべく使わない」ことです。
アメリカ人は80パーセント達成すると「最良」だといい、60パーセントなら「たいへによい」、40パーセントの達成率でも「よい」と表現するというのです。20パーセントなら、「まずまず」というそうです。
アメリカ人が「だめだ」とか、「たいへん悪い」などという言葉を使った場合、まったく救いようのない最悪の状態なのだそうです。
たとえ80パーセント失敗したと思ったときでも、できた部分の20パーセントに目をつけて、「まずまず」と考えるアメリカ人的発想のほうが、自分をよりよい方向へ向かわせ、積極性につながりやすいのです。
0 件のコメント:
コメントを投稿