2012年1月13日金曜日

60歳からの生き方(1)

 多湖輝氏は、1926年にスマトラ島で生まれ、「頭の体操」などの著作があります。若い頃には、彼の本をよく読み、パズルに挑戦したものです。

ここでは、多湖輝氏の「60歳からの生き方」を紹介します。

若いうちは、「戸籍年齢」と「機能年齢」に差はありませんが、「戸籍年齢」が高くなるにつれて、心の持ち方しだいで、「機能年齢」とに大きな差が出てきます。アメリカの詩人サミュエル・ウルマンは、有名な「青春」という詩のなかで、「人は、年をとるから老いるのではない。理想を失ったきに老いるのだ」と歌っています。

 人間が理想や希望を持ち、つねに若々しく、生き生きした人生を楽しむには、具体的にどうしたらいいのでしょうか。それには発想の転換をする必要があります。たとえば、過去のしがらみを断ち切って、自分なりの発想でこれからのいきかたを考えてみてはどうでしょう。あなたは、つぎにあげる七つの過去にとらわれていませんかと語りかけています。

(1)会社(2)肩書き(3)お金(4)家族(5)情報(6)人間関係(7)健康 

 多胡氏のいう発想の転換とは、これら七つの過去ときれいさっぱり別れてしまおうということです。

 「会うは別れのはじめ」という言葉がありますが、逆もまた真なりで、「別れは新しい出会いのはじまり」でもあるのです。ですから、この「七つの新しい出会い」のチャンスなのです。

 年年伸びてきた日本人の男性の平均寿命が、今年はじめて前年を下回ったというのです。その原因は、中高年の自殺だそうです。

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