実際には、次の3段階の訓練で「タイム・マジック」が可能になります。
1.「テンミニツ・リーディング」(10分間でリーディングする)
2.「ファイブミニッツ・リーディング」(5分間でリーディングする)
3.「ワンミニッツ・リーディング」(1分間でリーディングする)
[第一段階]
「テンミニッツ・リーディング」をマスターしよう
具体的には、見開き2ページの右側1ページを3秒間、左側の1ページを3秒間でリーディングします。
ここで大切なのは、まず、本と読むという概念を捨てることです。
いわゆる「目で文字を追うということをしない」ことが大切です。
その際に大切なのは、「内容を理解しようとしない」ことです。
文字が目に入ってきても、まったく気にしないで、見つめるだけで、他には何にも考えない。
強いて言えば、
「このページには大切なことが書いてあるのか?ないのか?」
「自分にとって必要なのか?そうでないのか?」
それをリーディングするくらいです。
はじめて会った人の顔を見て、「ん...?」「オッ...」「ドキッ」とするような、感情が動く感覚が、とても近い感覚です。
右のページを「1…、2…、3…」と心の中で数えてリーディングしたら、今度は左のページを「1…、2…、3…」とリーディングします。
そして左のページと同時に、左手でページをめくります。
そうすると、見開き2ページが6秒でこなせるという状態が手に入ります。
全体で200ページの本だとすると、見開きで100ページなので、600秒かかって1冊を終える計算になります。
600秒は10分。
まさに「テンミニッツ・リーディング」になります。
記憶術でも暗記術でもなく、「ただ単に、本の1ページ、1ページを感じ取ってめくっていくだけ」という作業を繰り返します。「読書ではなく、ページをめくる作業」です。その際に、「何かを感じる!」という作業を繰り返すのです。
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