2010年12月11日土曜日

一分間勉強法(2)

 大学2年のときに逸見政孝アナウンサーの死で、「自分も多くの人を勇気づけられる存在になりたい」と思い、石井氏は、「テレビ局のアナウンサー」を目指すことにしました。

 就職試験、特にアナウンサー試験の必勝法は、「いかにしゃべらないか?いかにボロを出さないか?」だったのです。

そのことに気づいたおかげで、面接ではほとんど話さない方法を取り、本当にアナウンサーになることができました。

このあとが、石井氏は、変わっています。「局アナを捨てて、ゼロからスタートして億万長者になったら、もっと多くの人を勇気づけられるのではないか?」と、突然、思ってしまったのです。

「世界にも日本にも、ビジネスで成功した人が大勢いる。ならば、その人が書いた本を2000冊くらい読めば、自分も成功できるのではないか?」と仮説をたて、実行することにしたのです。

そして、今度は、「本を速く読む」ことにチャレンジしました。100日近く、休まず毎日、24時間本を読む訓練をしました。その結果、110分くらいでは、読めるようになりました。

石井氏は、「自分は誰よりもスタートが遅い。才能だってない。1冊10分で読めたとしても、2000冊読むのは遠い話しになってしまう。自分の場合は1冊1分で本をよむオリジナルな方法を考案しよう」と思ったのです。

1分間で1冊処理する方法なので、自分で「ワンミニッツ・リーディング」と名づけて、精度を高めていきました。本当に1年で2000冊近くのビジネス書を読破することができたそうです。

そして、2003年には会社を起業。

ビジネスのことがまったくわからなかった状態から、この勉強法を編み出して実践したおかげで、起業した会社軌道に乗せることができたということです。(明日に続く)

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