石井氏は学校で勉強するのは時間のムダ遣いと書いています。弁護士になりたいのであれば、法学部に入るよりは、司法試験関連の書物を200冊くらい厳選して、そればかりを復習するほうが速いと言っています。また、専門家になるには、大学に通うよりは、図書館に行ってその分野の本を200冊近く読破するほうが、専門家になるには手っ取りはやいとも書いています。このあたりの考え方には、少し危なっかしさを感じます。
「1分間勉強法の特長」として、
(1)「視覚特化」なのでスピードが速い。
視覚を利用した勉強が、一番効率がよく、通常、目で見て、声に出して、耳で聞いて、手で書いて覚えるのが一番いいと言われてきましたが、これは「大きな間違い」と言います。だいたい手で書くとものすごい時間がかかります。そうでなく、視覚に特化すると大幅に時間を短縮できるというわけです。「手で書く勉強」こそが、いたずらに勉強時間を長引かせる諸悪の根源とまでいいます。
(2)「潜在意識」の膨大なデータを活用できる。
知識というのは、次の「4段階」に分かれています。
【第1段階】見た瞬間に、意味がゼロ秒でわかる
【第2段階】思い出すのに数秒かかるが、意味が分かる
【第3段階】見たことはあるのだが、思い出せない
【第4段階】見たことも聞いたこともない
勉強を最速化する秘訣は、この【第2段階】と【第3段階】の記憶に対して重点的に勉強をするということなのです。そして、ゼロ秒で、条件反射で引き出してこられるようにするのです。そこで、この2つだけを集中的に勉強するというわけです。
ほとんどの人が、授業を聞いて潜在意識に落とし込んでいるだけで、勉強が終わっています。
その内容を「すぐに呼び出せるような記憶にとどめる練習をしないと、意味がありません。
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