2010年12月10日金曜日

一分間勉強法(1)

 書評を見ていますと、標題の本が目に飛び込んできました。中経出版の石井貴士著です。面白そうなので、早速買って読んでみました。

石井氏は、小学校、中学校時代は成績がよくなかったそうです。勉強に目覚めたのは、中学1年のときでした。小学校の頃から運動神経も悪く、絵もダメ、音楽もダメ、このままだと「取り柄のない人間」になってしまうと考え、ひとつでも取り柄がある人間になろうと、勉強を始めたそうです。

高校生になっても、やはり「勉強時間」という努力は裏切らないと信じ、がんばって勉強しました。しかし、高校に入ると、覚えなければならないことも増え、もともと頭がいいほうとはいえない石井氏は、だんだん勉強についてゆけなくなりました。

高校2年のときに、ある英語の先生と出会い、「英単語は絶対に書いて覚えるな!1単語1秒で見て覚えろ!それを何度も何度も繰り返せ!そうすれば、記憶は定着する!」という勉強法でした。実際に、英語の成績の悪かった石井氏ですが、この勉強法を始めてからたった3ヶ月で、英語の偏差値は75に上昇したそうです。

1分間勉強法」のルーツは、この「1秒間勉強法」だったわけです。そして、同じように勉強した結果、他の科目の成績も上昇し、「Z会の慶應模試」では、なんと「全国1位」を獲得するまでになったそうです。

ところが、また悲劇が訪れました。これだけ勉強したのにもかかわらず、現役のときはすべての大学入試に落ち、「浪人生活」をスタートしました。本番が弱かったのです。

全国模試では、英語が200点満点中200点満点。国語が200点満点中198点で、「代々木ゼミナールの全国模試」で、6万人中の「全国一位!」を獲得しました。

浪人時代に考案したのが「5分間勉強法」でした。

11214時間の勉強時間を課しました。英文の長文は、一つ5分で読み、一日に20長文読もう。

こうやって効率を最大限に上げて、さらに勉強時間も大幅に増やし、さらには入試直前期にも気を抜かなかったおかげで、なんとか「慶應大学経済部」に合格することができました。以下、続く

0 件のコメント: