「いたずらに勉強時間を増やす」という発想が、もっとも非効率で、勉強の極意は「短い時間で何度も繰り返す」ということを自分の弱点を克服していく過程こそが、成功への出発点と語っています。
「読書こそが自分の頭への最大の投資=勉強」なのですと書いていますが、この点は、少し心配であり、危険です。本に書かれている内容は、いいことしか書きませんから、真実は本には書かれていません。
また、石井氏はIQの差も、日本人の健康な人であればほぼ100以上、最高でも160前後なので、トップと最低でも1.5倍程度の開きしかないと書いています。確かに書籍代が、あなたの人生において、めちゃめちゃかかることになりますが、それでも、自分の頭への投資は、何千倍・何万倍にもなって、あなたに返ってきます。
さらに、「1分間勉強法」であれば、記憶の定着はよくなります。「カラー・マジック」という方法で色を使って、一秒で一冊の復習ができるようになるからです。
なぜ、忘れるのか?というと、それは記憶のメカニズムにあります。
記憶は、2種類あるといわれています。それが、「短期記憶」と「長期記憶」です。「短期記憶」とは、文字通り、短時間で忘れてしまうような記憶です。
短期記憶は、通常、「20秒」しかもたないといわれています。
数字なら、「5ケタ~9ケタ」程度しか、人間は覚えていられないのです。
「長期記憶」とは、長いスパンで保持し続けられる記憶のことです。
「短期記憶」で得た知識を、「長期記憶」に移して行く。その行為が勉強だと考えると、わかりやすいと書いています。
「1分間勉強法」を身につければ、ピークを試験当日にもっていくことができるからです。試験の直前に、「1分間勉強法」を使って、何度も繰り返し勉強して復習できることを詰め込めるだけ詰め込みます。すると、本番でその成果が生きてくるというわけです。
「1分間勉強法」をマスターして、試験の直前に、1分間で1冊を復習し、一秒暗記を使って1分間で60回繰り返し行う=できるだけ短い時間で多くの項目を繰り返す、というのが本番に強くなる秘訣ですと書いています。(明日に続く)
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