2011年3月4日金曜日

民主党―の秀才の松木謙公氏が辞表提出

「凄まじい勢いで菅政権の自壊が始まった。223日、松木謙公農林水産政務官が辞表を叩きつけた」と日刊ゲンダイは取り上げています。

松木氏が辞任の理由として挙げたのは、4つです。

1.マニフェストから逸脱しているとしか思えない。

2.TPPも突然持ち出し、なんの論議もないまま、推し進めようとしている。

3.消費税も4年間は無駄の排除で頑張ろうということだったのに、政権交代後たった15ヶ月で、増税を既成事実のようにやろうとしている。

4.取調べの可視化法案も民主党は野党時代に法案を出し、参院では2度可決し、衆院で否決された経緯がある。それなのに、ワーキングチームの議論を見ていると、どんどん後退している。こういうやり方にも耐えられなくなった。

加えて、松木氏が怒ったのは、あまりに傲岸不遜な執行部の態度でした。

「政権運営はつらいと思いますよ。打開するために執行部は最大限の努力すべきなんです。それなのに、何にもせずに、あたかも審議に応じない野党が悪いような言い方をする。お門違いでしょう。しっかりしなければならないのは与党でしょう」と民主党随一の秀才松木謙公は怒っています。

そして、行動を起こさせたのが小沢に対する党員資格無期限停止の処分であす。

「人間としてどうなのか。党員資格停止は最大で6ヶ月ということに決まっているのに、勝手に新ルールを持ち出して来て、判決が出るまでと6ヶ月にこだわらない判断をしています。まったく納得がいきません」。まったくそのとおりで、民主党の議員、とくに幹部は党是、法律をまったく理解していないようです。

今後も松木氏に続く副大臣、政務官の辞任が相次ぐ可能性があります。小沢系の副大臣らは内閣府副大臣の東祥三、国土交通副大臣の三井辨雄ら8人に上る。かれらが一斉に辞めれば、内閣は機能不能に陥るでしょう。

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