毛根に「17型コラーゲン」というタンパク質が不足すると、脱毛と白髪の両方の原因になることをマウスの研究で突き止めたと、西村栄美東京医科歯科大教授が、11月4日付けの米科学誌に発表しました。
西村教授は、「頭皮でこのコラーゲンが作られるような薬を開発すると、一部の脱毛や白髪を治療できる可能性がある」と語っています。
髪の毛と黒い色のもとは、毛根に貯蔵されている毛包幹細胞と色素幹細胞です。毛が再生産される際にこれらが使われます。
西村教授らによると、「17型コラーゲン」の働きで毛包幹細胞が枯渇せず脱毛を防いでいることが判明しました。このコラーゲンは、毛包幹細胞が「TGFベータ」というタンパク質を作るのに不可欠で、このタンパク質の働きで色素幹細胞がなくなってしまわないことも分かったということです。
「17型コラーゲン」の毛根への補給は、どうするのでしょう。肝心なことが書かれていません。
0 件のコメント:
コメントを投稿