稲盛名誉会長がJALのCEOに2月1日に就任することを受けて、京セラの川村誠会長は社員にJALの利用を呼びかけました。ところが、これが結構大変です。これまで、京セラは、ANAを利用していました(少なくともわたしが在職中は)。京セラは、各事業部の事業部会議、生販会議を月に各1回行います。これに開発関係の会議もあります。だいたい、工場で行いますので、かなりの大移動になります。鹿児島には、国分、隼人、川内の3工場があり、関西には、滋賀、八日市、伊勢、玉城があり、長野の岡谷、福島の棚倉、北海道の北見に工場があります。移動には、飛行機か新幹線が使われます。これらの会議には、課責任者以上が出席しますので、相当の人数が移動します。ANAにとっては、上得意でした。お返しに国分にあるホテル京セラにANAの客室乗務員が泊まってくれたりしていました。
これが、JAL利用になると、すべてが変わります。ANAでマイレージを貯め、エグゼクティブのランクになっていた人もこれからANAでは、スタートからやり直しです。京セラ社員の困惑が、目に浮かびます。しかし、JALを使用せざるをえないでしょう。とくに地方空港の利用率が低いので、京セラ社員のJAL利用は、晴天の慈雨かも分かりません。
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