インターネット検索最大手の米グーグルが中国政府にネット検閲をやめるように申し入れましたが、中国政府の「国際的なネット企業が法に基づいて業務を展開することを歓迎する」とした発言と、「Gメールがサイバー攻撃を受けた」として、グーグルは中国からの撤退を決めました。
グーグルは中国側の要請で続けてきた自主規制を一方的に解除して、1980年の天安門事件やチベット仏教の最高指導者のダライ・ラマ14世を検索すると写真が表示したりということを行っていました。しかし、今は、これらは閲覧できません。ヤフーなどは、中国側の指導におとなしく従っています。
今回のグーグルの中国からの撤退に対しては、北京の一部では、「言論の自由を大切にしている」として、支持している人もいますが、大方の人は、グーグルは中国でのシエアも上がらないために、責任者が責任を回避するために、撤退理由を“中国の検閲”を理由にしたと話しています。たしかに、中国の百度がシエア62.1%で、グーグルは半分以下の29.7%と大差をつけられています。
香港などは、今回のサイバー攻撃は、グーグル社員が内部で行ったものだと書いています。真実は分かりません。
たしかにわたしのブログも中国では見ることが出来ません。わたしの場合は、どちらかというと、親中派と思うのですが、海外の情報は、極力、流さないようにしているのかも分かりません。そのうち、中国も変わって来るだろうと思っています。いきなり、体制が変わるようなことはありませんから、中国では、じっくり取り組むことが必要です。中国は、建国60周年と若いのです。あわてるといいことはありません。
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