法的整理に向け、19日にも会社更生法の適用の申請が予定されていますが、法的整理後の最高経営責任者(CEO)に京セラの名誉会長の稲盛和夫氏(77)に委託されるようです。日航の再建は、民主党にとっても非常に重要な課題です。自民党政権であれば、絶対に起用されることはなかったと思いますが、手腕的には、申し分ありません。わたしも13年間勤務していましたので、京セラのやり方は、こういった再生には、非常に適した経営方式です。さらに稲盛氏は、カリスマ性もあり、適任でしょうが、なかなか厄介な再建になるでしょう。年齢的にも心配です。
日航はこれまで政治的にも利用され、地方空港への便を強要されました。割高な着陸料も経営を圧迫し、世界の航空会社との競争にもハンディキャップを負っています。
現在、日航の資本金は2510億円ですが、90%以上の減資する方向ですし、場合によっては、100%減資もあるようです。そうなると、上場維持は出来なくなり、上昇廃止になり、株券は紙くずになります。
稲盛氏は、冷徹に見えて、一般社員にはあまり冷酷ではありません。したがって、日航社員にとっては、いい方向になるのではと思っております。ただ、平均年収が、810万円と高いのが気懸りです。
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