4日の新華社通信によると、中国政府は、崔天凱駐日大使(57)を中国に戻して、外交部(日本の外務省)の副部長(副大臣)にする人事を発表しました。後任は、程永華駐韓大使(55)が有力と見られています。
崔大使は、武大偉副部長(63)のあとを受けて、6カ国協議の議長になるはずですが、武氏が引き続き、務めるとの噂もあります。崔大使の日本赴任は、2年ほどで、比較的短かったように思います。わたしは、一昨年と昨年と中国建国記念式典に招かれたり、中国大使館でお会いしましたが、非常に実直な方でした。日本語が出来ずにご苦労されたようですが、天皇陛下と習近平副主席との会談なども成功させ、ミスなく任期を終えられたと思います。崔大使が、日本のテレビに出演されたのは、フジテレビが初めてでした。そのときも、フジテレビのアナウンサーのチベット問題を含む多岐に亘る質問にも適切に丁寧に冷静に答えられ感心したものでした。日本の大使では、無理なのではと思ったりしたものです。よく勉強されています。
崔大使の前の王毅大使も副部長兼書記で戻られました。日本の大使をやることは、中国外交部にとっては、重要な道のようです。
後任と見られている程永華駐韓大使は、以前に駐日公使を務めました。知日派で知られ、日本語も堪能で、日本での留学経験もあり、日本の経済界、政界にも知人が多いようです。日本との関係強化にも最適な人物と見られているようです。
これに比べて、日本の大使人事はどうなのでしょう。駐中国大使の宮本雄二氏は、わたしの高校の後輩なので、エールを送りたいところですが。成果がまったく見えません。今後は、中国との関係が、これまで以上に重要になるので、優秀な人材を送り込んでほしいものです。くれぐれもどこかの党の総裁のように中国でハニートラップにかかるような人でないことを祈りたいものです。
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