2010年1月27日水曜日

永住ビザ発行による日本経済の復興

 どうも日本の政治家は、創意工夫と観察が足らないようです。当選したと同時にボケ老人化した感じで、思考が止まるようです。日本経済の発展には、いろいろ考えて、金のかかることばかりをやっています。国債は借金です。わたしは、借金は嫌いです。借金は、甲斐性という人もいますが、国の借金は、次の世代への“ツケ”です。仕事もない、年金もない、あるのは借金ばかりで次の世代は、どうして生きてゆくのでしょう。
 ところで、香港はなぜこれだけ繁栄が続くのでしょうか。観光、金融、貿易が売り物ですが、どれもそれほどたいしたことはありません。観光と言っても、ビクトリアピークから見た夜景くらいです。金融も貿易もヤドカリ的で、いつ倒壊するか分からないものです。浮島の上の都市のような感じがします。
 ところが、香港政府がやっているのが、すばらしい。すなわち、永住ビザ発行ビジネスです。中国の人は、どこに行くにも基本的にビザが必要です。日本に来るためにも申請期間が2~3カ月かかります(観光などは、例外もありますが)。香港がやっているのは、第三国(ケイマン諸島でもOK)で永住権を持っていれば、650万人民元(約8500万円)の不動産を購入するか、金融資産を持つと、永住ビザを発行してもらえるというものです。今、ビザ待ちの人が、8000人います。この人たちが買った不動産・金融資産は、最低6812億円です。こういうお金の稼ぎ方はすばらしいでしょう。 
 普通に香港で永住ビザを貰おうとしますと、7年間住まねばなりません。8500万円で7年間を買うようなものでしょう。このために、香港の不動産が上がっています。中国の金持ちは、子供のために香港の永住権をとってあげ、そのために何億円というマンションを買っています。
 日本は、どうかといいますと、永住権をとるためには、10年間日本に住まねばなりません。なおかつ、このうちの5年間は働いていなければなりません。学生の間は、この5年には勘定されません。
日本も永住権ビジネスをやったらどうでしょう。日本で、不動産投資か、金融資産投資を2億円以上行うと永住権ビザを与えるという具合に。これに年齢制限を加えると、日本の平均年齢を下げることにもなりますし、1年間に2万人の申請があれば、4兆円の収入になります。増税をしなくても、これだけ収入を増やすことが出来るのです。
 これだけの資産を持っている人は、日本に来ても悪いことはしないはずです。このビジネスが出来るのも、あと数年です。このことに気づいて始める国が増えるでしょう。まったく投資せずに巨大な利益を生み出せます。この4兆円を何に使うか、考えるのは楽しいではないですか。是非、やってほしいものです。

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