日本相撲協会の理事選挙に貴乃花親方が立候補の届け出を28日に行いました。理事の席、10人に対して11人が立候補し、久しぶりの選挙ということになりました。驚いたのは、貴乃花を支持する親方が、6人もいたことです。長いものに巻かれろの時代に立派だと思います。貴乃花親方は、現役時代、唯一、八百長をしなかった部屋におり、常にガチンコ勝負でした。これがあって、若貴時代を作り、大相撲の人気を回復した大功労者です。ガチンコ勝負は他の部屋の力士には、嫌われました。7勝7敗であれば、千秋楽の相手が、勝ち越しをしているか、大負けをしている力士であれば、星を売ってくれます。しかし、見る人には、すぐ分かっているのですが、かなり横行していたようで、週刊誌に何度か取り上げられました。まだ若いという人もいますが、37歳くらいの若い理事が一人くらいいる方が、相撲協会にはいいと思いますが、2年後まで待てと理事長なども言っています。いっそ、この機会に1人増やして、11人して、多数決で決めれるようにした方がいいとも思うのですが、朝の赤枝さんの番組で、竜虎氏が相撲協会を弁護して、「新入社員が取締役の席を要求するものだ」と言っていましたが、こういう人が大相撲をダメにしたのでしょう。2年後は待てない貴乃花の気持ちは分かります。これからの角界を背負っていかねばならないのです。退職金の計算ばかりしている定年待ちの理事の席が空くのは待てないのでしょう。
この初場所の最中に横綱朝青龍が、一般人に暴行を加えていました。被害者は、鼻を骨折するなどかなりの重傷だったようですが、朝青龍側は、怪我をしたのは、マネージャーだと言って、誤魔化そうとしていました。被害者は、被害届を出さずに示談の交渉中のようです。理事長も示談書の中身をよく調べてから対処すると言っていますが、結論ははっきりしています。これまでに5回の厳重注意が出ているにもかかわらず、甘い処分でした。これは、興業のことを考えるからで、これとは、別の次元の話です。横綱という最高の地位にあってこういうことを何回も繰り返す朝青龍には、本来、国技ともいわれる大相撲にいてもらっては、困ります。プロレスとは、違うのです。今回は、厳然と解雇を言うべきです。退席する時に親方の奥さんに手が触れて転んだだけで、解雇になった横綱双羽黒や、休場中に野球観戦に行った前田山も解雇になっています。理事長は、示談になれば、厳重注意意でお茶を濁し、示談にならず、警察が動けば、解雇しようと考えているのでしょうが、示談に関係なく、解雇すべきです。そして、真に強い、品性のある力士を作ることです。朝青龍を辞めさせるとともに、理事長、前理事長以下も辞職すべきです。この機会に空気を入れ替えるべきでしょう。朝青龍がいい土産を置いていってくれたというようなことになればいいなと思います。
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