2009年1月2日金曜日

今年は戦争の危機

パレスチナ自治区のガザ地区にイスラエルが空爆を行い、390人の死者が出ました。ガザには、イスラム原理主義組織ハマスの幹部らが棲んでいます。ハマスがイスラエルに向けてロケット砲を打ちこんだのが、事の始めといわれていますが、真実は闇の中です。こういう争いの中にいる人を見ていますと戦争が好きなようですし、命の価値が軽いようです。EU、国連なども停戦の提案をしていますが、無力です。同盟国のアメリカのオバマ次期大統領がイスラエルに対してアメリカの核の傘で守ると言っています。日本は、海に隔てられているために他国の侵入をこれまで阻んで来ましたが、最近は拉致に見られるように箍がはずれかかっています。

どうも最近の世界情勢は、きな臭く感じます。核をつかう形にならなければいいのですが、中東の嵐は、吹き荒れそうです。もうひとつ心配なのが、石油メジャーと産油国の動きです。原油価格が下がり、減産しても値下げに歯止めがかからないためにドンパチを始めそうです。そうすることによって、再び原油を暴騰させようとしているように思えます。今回のガザの空爆もロケット砲でイスラエル人がひとり死んだのみです。ひとりの命も重いのですが、そのあとの報復も少し異常と思えます。アラブ人にますます憎しみを深めるだけでしょう。石油メジャーとイスラエルの仕組んだ空爆とも考えられます。これがイランまで、そしてパキスタンまでも巻き込むととんでもないことになります。そして、不況に悩むアメリカにとっては、いつか来た道の究極の不況対策かも分かりません。わたしには、どうしてもきな臭さが消えません。当分は、中国のビジネスでこの混乱を回避しようと思います。ユダヤ資本に冒されていないのは、中国だけかも分かりません。

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