日本冷蔵空調工業会によると、世界のエアコン市場は約9千万台(2011年実績)。
エアコンの発祥地・米国では主流のダクト方式で、ホールやドームなど大きな一つの空間を冷暖房するのに適している。ただ、建物全体で電源のオン・オフや温度設定しなければならず、部屋ごとの調整ができない。また、設置するためには屋根裏にダクトを通す大がかりな工事が必要となります。
これに対し、日本で生まれた「ダクトレス方式」はそれぞれの部屋に室内機があり、ダクト方式のような太い管は不要。しかも、必要な部屋だけ電源をオンにしたり、温度を調節したりできるため、効率がよく省エネ性にすぐれ、ダクト方式に比べ設置工事も簡単です。中国でも今や主流となっているそうです。
「北米の攻略は、世界でエアコン事業を拡大するための突破口にもなる」とダイキンの担当者は語っています。
エアコンでは、日本方式の「ダクトレス方式」が世界標準として浸透しつつあるだけに、日本メーカーはこれを突破口に巻き返しを狙っているようです。なんとか、日本のメーカーには、がんばってほしいものです。
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