「今の世の中は、たった1%の富裕層と99%の貧困層に分かれてしまったという出発点があります。政治家やその応援団は常に1%のための政策を遂行するので、99%の不幸が続きます。それが根本的に間違っている」との主張です。
ステイグリッツ氏は、93年にクリントン政権の大統領経済諮問委員会に参加、95年から97年まで委員長を務めました。昨年10月には、経済格差の拡大に抗議した米ニューヨークのウオール街デモに参加するなど、行動派としても知られています。
ステイグリッツ氏の言っている通り、世界は景気回復のために積極的なマクロ政策をする方向に変わりつつあります。一方、日本は増税路線、世界の流れから完全に取り残されています。
こんな状況下で増税を強行すれば、極めて大きな円高政策もあって、日本だけが大きく取り残されることになります。
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