警視庁組織犯罪対策2課は、8月26日、山本美香さんの遺体を司法解剖しました。山本さんは9発の銃弾を受け、死因は首を背後から打たれたことによる頚髄損傷と発表しました。致命傷となった首への銃弾は、左側の後方から右側の前方に貫通し、ほぼ即死状態だったと見ています。
銃弾による傷は、首のほか右頭部、右腕、左右の太もも、足の甲など計9ヵ所を撃たれており、銃弾などによる骨折4ヵ所も確認されました。これらは、いずれも前方や側面などから撃たれていたものです。
山本美香さん(45)を乗せていた車のシリア人運転手が、現地取材の調整役だった反体性派民兵から聞いた話として、山本さんを銃撃したのは、アサド政権を支持する民兵集団シャビーハのメンバーらだったと証言しました。
民兵は運転手に「山本さんはシャビーハを50㍍足らずの距離から撮影していて腕と首を打たれた」と説明しました。シャビーハは軍服を着ていないので、山本さんが彼らを一般市民と誤認した可能性があると語ったといいます。
テレビで見ていましたが、ジャビーハと思われる集団は、山本さんの右側から接近していました。しかし、かれらが、そこから銃を撃っていれば、左側後方ではなく、右側前方からのはずです。
ここからは、わたしの推測ですが、調整役の反体制派民兵によって、後ろから撃たれたのではないでしょうか。理由は、戦況の悪い反体制派が、山本さんの死によって、国際世論を味方にしようとしたのではないでしょうか。
そこで分らないのが、内縁の夫の佐藤和孝氏(56)の行動です。すぐそばに佐藤氏はいたはずです。この銃撃戦の顛末を見ていたはずですが、まったく語りません。現場を見ることが出来ないほどに遠くに逃げ去っていたのでしょうか。
山本さんのカメラを誰が持っているか。政権側の民兵集団シャビーハが持っていったことになっていますが。山本さんが、撃たれて倒れたと思われるカメラ映像があります。これは、だれが山本さんのカメラから、メモリーを抜き取ったのでしょうか。疑問が残ります。
山本さんのご冥福を祈ります。
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