2010年9月29日水曜日

わが子を伸ばす(6)

~四大必須科目「音読」「作文」「暗算」「焚き火」~(松永暢史著)

 自分のことは自分でさせる
自分のことは自分でする習慣をつけておくと得することばかりです。
一 お母さんが楽できる
二 勉強ができるようになりやすい。
自分のことは自分でやると自立心が育ちます。自分でやるのですから、意志が必要ですし、
工夫するようになります。勉強をする意志がある子の勉強は生きています。
三 結婚生活がうまくいく。
今時、自分のことをきちんとできないような男性に惚れる女性はめったにいません。
四 一人でも生きていける。
 自分のことが自分でできれば一人きりになっても平気です。自分のことができないと、ゆくゆくは悲惨な老後が待っています。定年を迎えたその日が“離婚記念日”になる男性が急増しています。そこには、仕事しかできない男はお払い箱という現実があらわれています。

 女性の幸せは男次第という世の中は崩壊しています。これからの女性は自分の意志で、より自立して生きていけるのです。自己主張の強い女性が、男性に嫌われると思っているのが間違いです。男性に嫌われる女性は空気を読んでいない女性です。自己主張とわがままは異なります。頭がいい人は場の空気を察知しながら自己主張をするのです。
男女ともにきちんと自己主張して、相手を飽きさせない面白さのある人が愛されると私は予想しています。

 いい女の子の条件
 男性は女性の可愛らしさに惹かれます。女性の可愛らしさには女性も憧れます。感受性を磨いてあげるのが親の役目です。美しいとカワイイは、ほぼ同じ意味ですのでカワイイものに接していると、美しい感性が育ちます。
美術館は感性が磨かれます。感受性は、女の子の可愛らしさをふくらませます。
「この綺麗な花はなんて名前だろう?帰ったら図鑑で調べてみよう」
「また明日もみにいこう」と一緒になって感動してくれるのがいい親御さんです。

 幸せのイメージはどんなものでしょうか。
・ お金に不自由しない
・ 健康
・ 美人で気立てのいい女性、またはイケメンで男性と結婚する

 結婚は普通の人が普通に得られる最高の幸せだと思うのです。人生の“勝利”の一段階だと思うのです。私の知り合いの一人暮らしの老人がいいました。「一人で生活することは、まるで火の消えた焚き火にあたっているようなものです。寂しい、寂しいと思っている人は趣味をもたずに暇で仕方がない人たちです。誰かを求めているから、寂しいのです。生物学的にみたら、私たちが生まれてきた理由は、少しでも多くの子孫を残すことです。人間が、家族をつくることに喜びをもつのは当然です。

 「将来早くして四人以上の子の親になるにはどうしたらいいか考えてみてください。実は、それが誰にでもできる最高の幸せで、人生の勝利です。三十歳までに子どもをつくればこどもが手がかからなくなってもまだ四十代です。もう一度新しい人生を送れます」。

 兄弟姉妹が多い子は伸びる
たくさんの子どもをもつ親は幸せですが、子どもたちにも大きなメリットがあるのです。兄弟姉妹がたくさんいる家のこどもは、生きる力が強い子に育ちやすいのです。最近は一人っ子が多く、年の差を越えた人づきあいが苦手です。

 いい子を育てる
子育ての三本柱はしつけ、外遊び、読書です。

 子育てのお小遣いはどれくらいがいいのでしょうか?
家つきメシつき給食つきで、酒もタバコもやらないこどもが普段お金を持ち歩く必要はありません。
「子どもだって欲しいものがあります」
そのときに買ってあげればいいのではないでしょうか。
「お父さんのお給料日まで待ちなさい」
子どものころに我慢することを覚えておくと、大人になってから非常に楽です。我慢できない子どもは、最悪サラ金で借りたお金でパチンコをするような大人になってしまいます。

 お手伝いをしたときに労働に見合ったお小遣いをあげるのはいいかもしれません。
働けばお金がもらえるという、社会に必要な労働意欲が湧いてきます。
お年玉や入学お祝いなど貯めておく場合は、きちんと貯金通帳をみせてあげて下さい。親も不正行為ができず、子どもに誠意が伝わり、信頼も生まれます。預金残高が増えていけばこどもも大人と同じように喜びます。貯金の大切さ早いうちに覚えておいて損はありません。
(明日に続く)

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